
目次
小児矯正はいつから始めるべき?
小児矯正について調べている保護者の方から多い質問が、「何歳から始めるのがベストですか?」というものです。
結論から言うと、矯正を始める年齢に“正解は1つではありません”。
しかし、歯列や顎の成長が大きく変化する「6〜10歳」は見逃せない時期です。
この時期は、乳歯から永久歯に生え変わり、顎の成長も急激に進むため、歯並びを整えられるチャンスが最も大きいタイミングなのです。
「もう少し様子を見よう」と先延ばしにすると、大人になってから抜歯矯正や手術が必要になる可能性が高くなることも。
まずは「治療する・しない」を決める前に、現状を正しく知るための相談をしておくことが大切です。
こどもの歯並びが悪くなる原因ベスト5
歯並びは「遺伝」がすべてと思われがちですが、実は生活習慣や癖が大きく影響します。
ここでは、歯並びに悪影響を与える代表的な原因を紹介します。
① 口呼吸
鼻ではなく口で呼吸をするクセがあると、
舌の位置が低くなり顎の成長が正しく行われません。
口呼吸は以下の症状を引き起こします👇
-
出っ歯(上顎前突)
-
歯が前に広がる
-
顎が小さくなる
-
虫歯や歯肉炎になりやすい
「ぽかん口」が続く場合は注意が必要です。
② 指しゃぶりや爪噛み
長期間の指しゃぶり・爪噛みは前歯に力がかかり、出っ歯やすきっ歯を招く原因となります。
3〜4歳頃までに自然と消えることが理想ですが、
クセとして残る場合は歯科医院でのサポートが必要です。
③ 舌のクセ(低位舌・舌突出癖)
舌で歯を押すクセや、飲み込むときに舌が前に出る舌癖は、
歯並びや噛み合わせにも大きく影響します。
特に、
-
開咬(前歯が噛み合わない)
-
出っ歯
などを引き起こしやすい傾向があります。
舌のトレーニング(MFT)で改善できる場合もあります。
④ 食生活(柔らかいもの中心)
現代は柔らかいものを食べる習慣が多く、
顎が十分に発達しないケースが増えています。
噛む習慣が少ないと👇
-
顎が小さい=歯が並ぶスペース不足→ ガタガタ・八重歯の原因に
噛む力を使う食材(きんぴら、りんご、とうもろこしなど)を
日常に少しずつ取り入れることが理想です。
⑤ 姿勢・スマホ習慣
うつむき姿勢でのスマホやゲームは、
舌の位置が下がり、気道が狭くなり口呼吸へつながります。
姿勢と歯並びは一見関係なさそうですが
「舌の位置」→「呼吸」→「顎の成長」→「歯並び」
というつながりがあります。
放置してはいけない兆候チェックリスト
以下の項目に2つ以上当てはまる場合、矯正の検討をおすすめします👇
- いつも口が開いている
- 上下の前歯が噛み合わない
- 食べ方が片側だけ
- 「さ・た・ら行」の発音が不明瞭
- いびきをかく・寝相が悪い
- 歯並びがガタガタしてきた
1つでも心配があれば、早めに相談することで、必要以上の治療や費用を避けられることもあります。
お子さまの将来のために、一歩目は相談から
矯正は早く始めた方が良い、逆に遅いともう手遅れかもしれない。そんなふうに悩まれる保護者の方はとても多いですが、小児矯正には「この年齢でなければいけない」という絶対的なタイミングはありません。大切なのは、お子さまの顎の成長、歯並びの状態、口呼吸や舌のクセなどの習慣を総合的に判断し、その子に合ったベストな時期を見極めることです。 同じ年齢でも、永久歯への生え変わりの進み具合や顎の成長、生活習慣、呼吸の状態などによって、必要となる治療やアプローチは大きく変わります。そのため、焦って治療を始める必要もなければ、逆に「様子を見よう」と先延ばしにしすぎることで選択肢が狭くなってしまう場合もあります。 小児矯正の大きな魅力は、成長期の力を利用しながら顎の幅や噛み合わせを整えられることです。これにより、将来抜歯が必要になる可能性を減らせたり、大人になってからの大掛かりな治療を回避できたりするケースもあります。歯並びだけでなく、正しい呼吸や舌の位置、発音、噛む力など、口周りの機能改善につながることも大きなメリットです。 矯正を始めるかどうかは、検査をして現状を知ったうえで考えれば大丈夫です。治療が今すぐ必要ではなかったとしても、今後の成長の見方や注意点が分かるだけでも安心につながります。不安や疑問を抱えたまま過ごすより、一度現状を知ることで、お子さまにとって最適なタイミングで最適な選択ができるようになります。 迷われている方は、どうぞお気軽に当院までご相談ください。私たちが、お子さまの将来の健康と笑顔のために寄り添いながらサポートいたします。









